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移動バス運転手:荒くれロイヤニャー


そう彼は前述でも出てきたように

別名「荒くれロイヤニャー」

お喋り好きで、明るい


今回のツアーは安全面を考えて、移動はチャーターバス。

契約運転手として「ヨネスケ」と「荒くれロイヤニャー」が交代制です。

どうやらロイヤニャーの方がベテランらしく 全工程の3/4はロイヤニャーだったんじゃないかな??

平気で何時間も運転してるんで、少々心配になるが 彼はいつも親指を立てて笑顔で挨拶をしてくれる。

旅行の最後の工程では、さすがに心配になり、何度も疲れてない?

と聞いてしまったし、到着先では、心から「ありがとう」とお礼を言った。

バス会社の契約運転手なので、スタッフと行動はともにしない

あくまでも、現地までの運転のみ。 なので宿もない、

この旅の工程で運転手さん達は、バスで寝泊りをする。

本来ならバス会社で宿をとるのだろうが、ここではそれは省かれるらしい・・・

確かに、日本でも修学旅行でバス移動しても 目的地についたら、バスの運転手さんは別行動だもんね・・・


だが、私にとっては、彼はこの旅行で、影の重要人物だった。

存在感は充分。 彼はひょうきんでおちゃめ。

自称、既におじいちゃんで孫がいるらしい。

そして、いかにもインドネシア人の適当なところも併せ持ち

地図を見るということをしないので 目的地に間違えずに着くことがない・・・

もちろん大きな間違いではなく 1本道を間違えたといったくらいの話なのだけど

彼は間違えていないと言い張り、 現地スタッフも分かっているだけに困ったり

最後の方は、日本人たちも彼のドジぶりは分かり

インドネシア語のケンカはたいていがロイヤニャーの道間違い

と分かり「あ~あロイヤニャーったら、またやっちゃった★」 と突っ込まれていた。


それでもロイヤニャーの運転士としてのプライドは高かった

国道を走らせれば、追い越しまくり 時に反対車線を暴走

最初の頃は「ええええ!!!間違ってるってば!!」 って感じだったけど

いえいえインドネシアの車達、平気で空いている反対車線を暴走したりする・・・

とにかく交通ルールはあって無いようなもの

聞くと年間の交通事故数も多いらしい・・・

運転中は前方を見ないことにした。

夜間は目を瞑るか寝る、昼は寝るか横の景色を楽しむか

こわかったあああああ

今思えば、ロイヤニャーに命をあずけたと言っても過言でないね

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